富山県南砺市の福光・城端地域では、地元産の
「三社柿」を使った「つるし柿」が古くから作られており、
富山名産「富山干柿」の名で
年末年始の贈答、お土産やお茶うけに全国に知られています。
三社柿は生食用の柿ではなく、干柿に使われる渋柿なんです。
11月頃からほどよく熟した柿を収穫し、専用の機械を使って皮むきした後、紐に付けて吊るしていきます。
昭和50年頃までは、すべての干柿農家で
「柿ハサ」と呼ばれる
干柿専用の天日干し用ハサで干されていましたが、
今では屋内での機械乾燥が導入されました。
ただ
唯一1軒のみだけ、昔ながらの柿ハサによる天日干しが続けられており、柿ハサで干された柿は秋から冬にかけて、
この地方特有の医王山から吹き下ろす風に晒されながら、ゆっくりと自然乾燥され独特の甘味を引き出しています。
(干柿は渋柿が渋いほど甘く仕上がります。)
乾燥された柿は、日を追うごとに渋味が抜け、柔らかさを増し赤褐色になっていきます。
その後丁寧に形が整えられ、さらに数回火力乾燥させると、表面に
白い粉がジワジワとふいてきます。
これが
果糖の結晶で、糖度が高い証なんです。
こうして、渋い三社柿は、柔らかい果肉と豊かな甘味を含んだ干柿となり、
一つずつ丁寧に袋詰めにされ出荷されお客様の元へ届く訳です。
******干し柿は,本当に身体に良い食べ物******
干柿には果糖のほか食物繊維やビタミン、タンニンが豊富に含まれ、胃腸の消化を助けたり、
また昔から二日酔いや悪酔いを防止するともいわれ、 タンニンの作用で高血圧の予防にも効果があり、
成人病や神経症の予防にも効果があるとされています。
お年寄りだけじゃなく、若い世代の皆さんもぜひたくさん干し柿を召し上がって下さい。
サイズ・内容量:小箱 (19.0 X 27.5 cm) 2L 大玉9個入り